実習体験発表会

こんにちは前橋准看護学校です。先日行われた実習体験発表会の様子をお届けします。
12月で実習を終えた2年生が、実習場で体験したこと、心構え、改善点などを1年生に伝え翌年からの実習に役立てて貰おうというものです。本校では代々受け継がれてきた大切な行事です。先輩から後輩へ

 

 

 

 

 

発表は実習グループごとに行います。司会進行や運営も2年生が担当します。
4月からの半年以上を実習メンバーと過ごすので自然と気心知れた間柄になるようです。
 
 

会場には先生たちもスタンバイ。発表の行く末を優しく見守ります。

 

 

 

 

 

グループごとの発表が終わる度に、質疑応答の時間が設けられていて1年生が疑問点をぶつけます。
 
 

 

1年生の質問を受け、グループメンバーと内容確認。その場で後輩に向けて、わかりやすく丁寧な回答をしていました。
 

 

 

 

 

 

発表方法もグループごとにわかりやすく工夫されていました。図を用意したり、実際に看護師役・患者役に分かれてロールプレイする場面もありました。文字からではなく、先輩の口で語られる体験談は1年生にとってこれ以上ない道しるべになります。2年生がここまで素晴らしい発表を作り込めたのは、自分たちも先輩たちの発表で多くのことを学んだからなのだと思います。

 

 

 

自分たちが教えてもらったことを、今度は後輩たちへ。この発表会を通して前橋准看の何代にも渡る生徒のつながりを感じました。

 

 

 

2年生のみなさん、発表お疲れさまでした。
実習の内容をまとめて看護研究として発表するケースは、看護学校であれば珍しくないと思いますが、看護研究として発表するのではなく「後輩たちの来年の実習で参考になるように体験した事を発表する」というスタンスは珍しい聞いたことがあります。
 
なんだか、いいですよね。先輩から後輩へバトンが渡されていくような感じがして。
 
 
 


最後に先生から発表会の総括として感想をいただきました。2年生の作成した発表も素晴らしかったし、その後の1年生との質疑応答も活発に行われ、いきいきとした実習体験発表会になりました。職員室でも「今日の発表よかったよねぇ~」と職員で話していました。
 

 

 

生徒個人の「頑張ろう」という気持ちがグループや学年全体に広がりとても良い循環ができているんだなぁと感じました。今回発表を聴く側だった1年生は、1年後には壇上に立つことになります。その時、1年生の目に映る景色はどんなものになっているのでしょうか。