今回のインタビューは、今年の3月に前橋准看を卒業し、前橋高看の1年生として頑張っている三友さんのお話です。
進路選択
私は介護系の専門学校に通っていました。学校で勉強を進めていく中で、利用者さんに質の高いケアを提供するには身体や疾患についてもっと知る必要があると感じ、その為の技術・知識を身に付けたいという気持ちが強くなりました。
実際に看護学校に進学しようと思ったのはいつ頃ですか?
専門学校を在学中からです。専門学校の最終学年時に、前橋准看を受験し卒業後にそのまま進学しました。受験を決意してからは具体的にどんな学校なのか自分で調べてみて、ここならやっていけるという気持ちが強まりました。
前橋准看以外の選択肢もあったと思いますが、前准に決めた理由をおしえていただけますか?
前准の決め手は、通学しやすさ/資格試験合格率/仕事と両立できるといったところで、社会人にとって通いやすい環境がそろっている点です。私は准看護師資格取得後に看護師資格の取得も視野に入れていたので、受験時から前橋高等看護学院への進学も考えていました。准看から高看への推薦枠があることも強みだと思います。
勉強と仕事の両立と聞くと大変そうなイメージが先行してしまいがちですが、授業以外の空いた時間を自分のペースに合わせて組み立てられます。個人的にはこの特徴を活かして自分の生活リズムに合った学校生活を送ることができました。私の所属していた勤務先の方は学校のカリキュラムに合わせてシフトを配慮してくれたので大変ありがたかったです。群馬県からの修学資金を受けられる条件の学校だったことも心強かったですね。
マエジュンでの学校生活
入学後に驚いたこと等はありますか?
テストが多いことですね。ただ、裏を返せば科目ごとに小分けにテストをしてくれるので自分がきちんと覚えているか定期的に確認できる機会にもなりました。入学直後は戸惑うこともありますが、クラスメイトと自然に仲良くなれて『クラスみんなでテストを乗り越えていこう』という雰囲気がありました。勉強方法の共有やテスト勉強を一緒にやって教えあったり、お互いの仕事のことを相談したりしていました。クラスに一体感があって安心できましたね。
学校生活のペースにも夏休み前くらいには慣れてきたと語る三友さん。では学校生活の支えになったものはなんだったのでしょうか?
やっぱりクラスメイトと仲良くなれたことだと思います。うちの学校は年齢層が幅広いのですが、年齢や性別に関係なく仲良くなれました。たぶん私以外の卒業生も同じ感想を持っていると思いますよ。クラスのみんなで『資格と取る』という共通目標があったのでお互い支えあって乗り越えていけました。
あとは、これもみんなが同じように言うと思いますが、先生たちは前准の生徒にとってお母さんみたいな存在でした。学校以外のことも気にかけてくれて、時折「最近どう?大丈夫?」と声をかけてくれることが嬉しかったです。きちんと一人ひとりのことを見てくれている。見守られている安心感がありました。いい先生たちに支えてもらっていたと思います。
先生たちが聞いたら泣いてしまいそうですね。確かに先生と皆さんの様子を見ていると親子や姉妹のような温かいものを感じますね。きちんとお互いを尊重しあった関係が、職員から見ていてもうらやましいなぁと思います。
前橋高看への進学
准看護学校への進学を決めたときから前橋高看も視野に入っていたそうですが、実際に進学してみての感想はいかがですか?
まだ入学から2か月(取材時は5月)なので、まだまだこれからですが、少しずつペースをつかんできました。准看との違いでいうと、より深くより主体的に学ぶ姿勢が大切なんだと思っています。今ままでは看護のことを全く知らない状態だったので先生に手取り足取り教わっていましたが、前橋高看では自分から率先して学んでいく必要があると思います。一人の准看護師として知識・技術が備わっている上でさらに学びを深めていくわけなのでそういう姿勢が必要なんだと思っています。
前橋高看でも学業と仕事の両立をしています。授業の時間帯が18時頃からなので、日中は准看護師として医療機関で働いています。授業時間以外は自由に使えるので私のようにフルタイムで正社員採用で働いている学生もたくさんいます。確実に収入を得ながらさらに看護について学べるのはこの学校のメリットだと思いますし、社会人にとってはありがたいカリキュラムですね。
前橋高看では前橋准看同様、県の修学資金やハローワークからの給付金の指定を受けています。さらに同じ准看生時代と同じ校舎、なので大きく環境を変えることなく勉強に集中することができます。
受験を考えている人へ
准看護師や看護師の資格は、意欲があればいくつになっても働ける資格だと思います。これは看護職の強みだと思います。年齢や出自、職歴などで諦める前に、ぜひ一度前橋准看に聞いてみてください。みなさんに合った答えがみつかるかもしれませんよ。
三友さんどうもありがとうございました。看護の資格は皆さんの意欲次第でどこまでも可能性を広げてくれます。看護の現場で働いているご自分をイメージできますか?あいまいでも結構です。その思い描いた看護のイメージに近づき鮮明にすることが私たちの仕事です。マエジュンで看護のシゴトを叶えてみませんか。
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それではみなさん、また次回の更新で。素敵な夏のスタートが切れるといいですね。