包帯法演習

 

 
 
こんにちは前橋准看護学校です。
今回お届けするのは包帯法の演習の様子です。
 
包帯はただ巻けばいいと言うわけではなく
傷の場所や保護する場所によって巻き方が異なってきます。
 
まず生徒たちが使用している包帯に注目してみてください。よく知られているものと違い
両端に色が付いています。これは「ライン帯」といって包帯の巻き方がよく分かるように看護学校などの医療系の演習で使われる包帯です。
 
 
こちらは麦穂帯(バクスイタイ)と呼ばれる巻き方です。
包帯の重なり方が麦の穂に見えることからこう呼ばれています。麦の穂に似ているものと言えば、今まではパン屋さんで見かけるベーコンエピくらいしか思い浮かびませんでしたが、これからは麦穂帯も加えることができますね。
 

 

 
この巻き方は関節の曲げ伸ばしがある程度は可能な為、肩や膝などに巻きます。麦穂帯をはじめから真っ白な包帯で覚えるのは難しそうですよね。包帯に色が入っていることで、初心者にも分かりやすく演習をすすめることができます。
 
 
包帯の巻き方に種類があるように、包帯にもその役割に応じて様々な種類が存在します。
傷の保護、負傷箇所の固定、薬剤を塗布したガーゼの固定、骨折等の整復・伸展など、患者さんのケースに応じて包帯の種類を選び、処置する部位に最適な巻き方していきます。

 
 
こちらは亀甲帯。さきほどの麦穂帯と同じように関節部など曲げ伸ばしをする部位に施す巻き方です。ライン帯を使用してみると、布の重なりが模様のよう見えるので看護者の技量がいよく分かります。
 
 
こちらは一見すると先ほどの麦水帯と同じように見えますが、折転帯(セッテンタイ)と呼ばれる巻き方です。下肢のように途中で太さが変わる部分に、その太さに合わせて巻くことができます。
 
 
医療機関で巻いてもらった包帯を、自宅で巻き直しても元のようにキレイに巻けなかった経験があるのですが、今回の演習を見て納得しました。包帯一つとってもこんなに奥深いなんて驚きです。生徒のみなさんも何度も繰り返し努力して習得しているようです。
この先に控える臨地実習に向けて、技術や知識が向上していく前准生を見ているととても頼もしく感じます。
 
 
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