体位変換の演習

 

こんにちは前橋准看です。今日は2年生の演習に参加してきました。

 

 

体位変換

 

今回は体位変換の方法を学びます。体位変換とは、簡単にいうと筋力の衰えや麻痺などがあり、自分の力で身体の位置を保ったり動かせない患者さんを看護する際に、看護者が患者さんの身体の位置を変えることです。では、どんな時に体位変換が必要になると思いますか?
 
例えば衣服の着替え、食事、排泄、そして処置や治療。入院生活における様々な場面で体位変換が必要となります。
 

 

横になっている人を起こす作業はかなり力が必要です。皆さんにも経験があると思いますが、脱力してる人間は本当に重たいですよね。だからと言って力任せに体位変換させようとしてはいけません。患者さんは療養や治療のため入院しているので強い力が加わると怪我などに繋がることもあります。患者さんの安全、そして安心感があることが重要です。

 

 

 

患者さんの安全、安楽、そして看護者への負担を減らし体位変換を行うためには、ひとの身体に対する力の加わり方を知る必要があります。この事をちょっと難しい言葉で「ボディメカニクス」と言います。重たいダンベルを腕を伸ばした状態で持つのと、腕を曲げて持つのとではどちらが楽ですか?これは一例ですが、こうした身体の仕組み体位変換に応用します。
 
馴染みのある例でいうと、皆さんはテコの原理って聞いたことありますか?支点・力点・作用点の関係を作ることで、小さな力でも大きなものを動かすことが可能です。この原理を体位変換に用いれば、小さな力も効率的に伝えることができますし、必要以上の力を加えずに済むので患者さんへの負荷も最小限に抑えられます。
 
ボディメカニクスは看護の世界だけではなく、介護や育児の場でも利用されている理論だそうです。日常生活の中でも思い返してみるとボディメカニクスを知っていたらひょっとしたら楽かもなぁという場面がいくつかありますね。入学してボディメカニクスに触れたら使えそうな場面でぜひ試してみたいですよねぇ。
 
 
 
 

来週の前准ブログ

来週は生徒さんが持っているこのゴーグルが登場します。
お楽しみに♪
 
 

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