はじめての聴診器―基礎看護技術演習

こんにちは、前橋准看です。今日は聴診器を用いた演習の様子をお届けします。

 

 

はじめて触れる聴診器。昔から看護職に憧れていた方や、映画やドラマで見ていた世界のものが手の中にあると、なんだか気持ちが盛り上がってきますね。

 

聴診器。看護や医療の現場では“ステート”や“ステト”とや呼ばれることが多いそうです。

聴診器はステトスコープ(発音的にはステソ)と言います。医療用語はカルテやガーゼなどドイツ語やドイツ語の読みがもとになっているものが多く、ステトもその一つです。看護学校医療機関で耳慣れないカタカナ語を聴いたときはドイツ語かも知れないですね。

 

 

余談ですが、あのソーセージの“シャウエッセン”はドイツ語を組み合わせて作った造語だそうです。”シャウ”は見る(観劇など)。”エッセン”は食事。だそうです。このシャウとエッセン、医療業界でも耳にします。レントゲン写真をカシャッとセットして見る器具を「シャウカステン」。医療機関でスタッフが食事休憩ととることを「エッセン」というところもあるようですよ。


聴診器の音を聴く部分は金属なので、患者さんの肌に当てる前に、自分の手で温めてから使ってりします。先生から実際の現場での使用方法を聴くことができました。聴診ひとつとっても、実は気配りが行き届いた業務なんですね。

 

実際に耳にはめて音を聴いてみます。どんな音がするんでしょうか。

 

 

耳にはめる部分、ちょっとアーチを描いてますね。

 

 

 

 

患者さんに対する声掛けや、聴診の手順を先生が見せてくれました。

 

クラスメイトや自分自身の胸に聴診器をあてて耳をすませます。ちゃんと音が聴こえたかな?まったく聴こえないという人は、胸に手をあてて考えてみましょう。

 

 

どんな手順だったか、どんなことに気を付けるべきか。ひとつひとつ、確認しながら演習をすすめます。

 

ゆっくり、確実に、看護の技術と思いを養っていきます。

 

 

 

 

こちらから動画で演習の様子をご覧いただけます。

 

それでは、また次回の更新でお会いしましょう。